郁美はシングルマザーとして宏彰を出産し、必死に働き育ててきた。
その甲斐あって宏彰は大学にも順調に進学でき、就職も決まった。
そして宏彰は就職するとともに1人暮らしを始めた。
独りになった郁美は、ふと自分の人生を振り返り
「このまま女が終わってもいいものか…」
と疑問に思い始めていた。
郁美が50歳の誕生日を迎える日。
宏彰から誕生日プレゼントとして、温泉旅行に誘われた。
…宏彰は郁美を女として好きになっていたのだ。
女を忘れたくない母と、禁断の感情を心に孕んだ息子。
二人の危うい温泉旅行が始まるのだった。
「母子交尾 ~大胡路~」
近藤郁美
10月23日発売です。
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